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益子焼 岡本芳久
シルクロードの世界へようこそ
織部釉、藍釉、飴釉 オリエンタルで優美という表現が最も適切な益子焼作家、岡本芳久さんのやきもの
兵庫県淡路島生まれの岡本さんは会社員勤めののち陶芸の道にすすみます。 1995年に益子に移住してからは日本のみならずイギリスや香港など海外でも個展をひらくなど ご活躍されています。
ペルシャが好き 特にペルシャの遊牧民が織りなすギャッペにインスピレーションを受けモノづくりに反映されています。
そのモチベーションの通り、岡本さんの作るうつわは大陸からやってきた陶器の歴史や空気を身にまとっています。絨毯の織柄やアラベスクのような模様、壁画、タイルのような模様を感じ取ることができます。 また手にした時の触感は、瑞々しいのにドライなタッチで、灼熱の太陽を浴びたキャラバンサライの煉瓦のような質感にも感じます。
織部釉からは、遊牧民が旅するシルクロードから見渡す高原を 藍釉からは、日が暮れた黄昏時にオアシスに映る青緑がかった空を 飴色からは、黄金~褐色に染まる砂漠や、行商された香り高い香辛料を想像することができます。
また岡本さんの自宅に訪れるジョウビタキのかわいい様子を線彫りしたシリーズなども 大変愛くるしく心奪われます。
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