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石州石見焼 宮内窯 ~島根県江津市~

 

化粧泥

 

宮内窯さんの焼きもののベースとなる、白とグレーが混じったような釉薬。この化粧泥の優しくも濃度が濃い色が、宮内窯さんを代表とする色目です。

 

先代の跡を継ぎ、材料の調達や準備から、コネ、成型、お化粧、仕上げまで、気の遠くなる作業をお一人でなさっている宮内孝史さん

 

宮内さんの作るうつわは素朴で装飾もいたって控えめ。ダイレクトに土や釉薬のみが伝わってきてストレートだから信頼できる、若い方に人気なのも頷けます。無駄なものが一切ない感じなのです。古い言い方だとノームコア。中身で勝負する感じです。それでいて優しく賢い。寒い日に暖炉で暖まりながら読書してるような雰囲気を身にまとってます。知的なのです。

 

和洋中どんな料理にも合わせられる万能さ

 

先代のお父様は小石原に修行に行っていた事もあり、ハケ目を使った手法のうつわも多く、そのルーツが伺えます。  

 

出荷の作業はちゃきちゃきのおばあちゃまがしてくれています♩ 

素朴で質素 なのにスマート 人間味を内側に秘めている