働く場所と住む場所について 商店街とは? うつわのわ田
こんにちは
突然ですが。
働く場所、住む場所についてみなさんは考えたことがありますか?小生はこの店をやり始めてからというもの、かなり思う事があります。
今、職場は(職場とうのもなんですが)ここ豪徳寺1丁目です。(以前は青山一丁目)自宅からの通勤手段は自転車か徒歩です(以前は田都&銀座線)歩いても20分はかからない同じ世田谷線沿いに住んでいて多分1.5キロくらいの距離です。
何が言いたいかというと自宅と職場がすごく近いです。
最近は自宅でお仕事される方も多いのでその方にはかないませんがかなり近いです。
商店街でお店をやるようになって商店街ってなんだろう?と思った時、それまでと圧倒的に違う点は「近さ」なんですよね。
「働く」と「暮らす」がとても近い。
特に豪徳寺は昔ながらの商店街で長年営むお店もまだ沢山残っていて、そもそもお店自体が自宅だったり(2階に住んでたり)そうでなくてもすぐ近くに住んでる方が圧倒的に多い。お客様もご近所の方はとても多いし同じ沿線の方もとても多い。ご近所さんが連れてくるお客さんもいる。
「住んで」いて「暮らし」ていて「働いて」いたらやはり「近く」なり「親密」になります。
会社勤めの時代は、目の前にいる人ともPC越しのメールでやりとりするような「遠さ」も感じたことがありました。物理的な近さと心理的な近さは全くべつものです。
全ての商店街に当てはまるとは思いませんが、ここ豪徳寺の商店街の魅力はこの人と人が物理的にも心理的にも「近い」
物理的にも心理的にも近ければ「親密」になってくる。
すこしおせっかいみたいなこともついしてしまったりして、田舎のような感じがある。
特に現代では失われたご近所同士の「親密さ」というのがここには残っていてそういう空気感が厚みとなって人々があたたかいきもちになれる、なんとなく集まってきて離れがたくなるような感じがします。
山口周さんは人生で大切なことは3つくらいしかないとおっしゃていて
・どこにいるか
・だれといるか
・なにをするか
これまでは「なにをするか=仕事」が重視されてきたけど今は「どこにいるか/住むか」が一番大事なんじゃないかと、いる場所が自分にとって良い場所、居心地が良い場所、好きな場所だと周りにも価値基準の似ている人が多くなる
そうおっしゃっていて、ここ豪徳寺界隈にいると山口周さんの言っていることが心底共感できます。
大事なのは人間が本質的に何を求めているかを考えることだと思うのですが、現在はコミュニケーション欲求が高まっているのだとよく聞きます。
だからこの街に住む人、暮らす人が職業も年齢も趣味もさまざまでも、この街が好きだという感覚だけでコミュニケーションがとれて、ふんわりとあたたかい気持ちになれる。同じ空気を吸っていると安心でき、この街に訪れた人もそんな空気を感じてくれてまた来たいなあとおもってもらえるんじゃないか。
「今日あそこでいちご198円で売ってた」
「あの工事してるとこ**ができるらしい」
「いつもいるあの黒い猫ついにお腹見せた」
古いものも新しいものも懐かしいと同時に洗練されていけばば街は活気づく。地元の人同士のゆるい繋がりがあって、街に来た人たちと地元の人とのふとしたふれあいがあればさらに活気づく。
いいものだけ、いい店だけあっても、そこに生の人のコミュニケーションがないとやはりつまらない、来てくれた人の五感を刺激できないと思います。
話がとっちらかってしまいましたが・・・
この豪徳寺の商店街の魅力は、この街に暮らす人が働いている顔の見える小さな商店街、だからこそこの空気がでる、というのがとても大きな魅力でありポテンシャルだと思っています。
是非このゴールデンウイークに、話題の下北沢散策ばかり行かずに(笑)豪徳寺までお越し頂き、街を歩き、街の人と触れて、この街を散策してみてください(^▽^)/
ほっこりしたコミュニケーションを味わえると思います。
そして是非当店にも遊びにいらしてくださいね。
おすすめのご近所情報をお伝えしますので(^_-)-☆
うつわのわ田